「心配ごとや不安が消える「心の整理術」を1冊にまとめてみた」から読み解く、不安や心配ごとが軽くなる2つの方法。

Kou’s特選!おすすめ本

誰しも生きていれば何かしらの「不安」や「心配ごと」はつきないものです。
人の不安や悩みの種はそれぞれでしょう。

不安・悩みの種としては、仕事・家庭・健康・お金、などがその代表格ともいえます。

不安や悩みが解消されないのは、その不安や悩みを解消できるだけの能力・スキルがなかったり、そもそも、根本的に解決できる問題ではないことから、結果的に不安・悩みとなっていることもあります。

Med AhabchaneによるPixabayからの画像

誰にでも不安や悩みはある

第10回「日本人の不安に関する意識調査」(セコム株式会社調べ)によりますと、
「あなたは、最近何か不安を感じていることはありますか。」との設問に対して、回答者の71.8%が「何かしらの不安を感じている」との回答結果が現れています。

セコムホームページより引用

●調査期間:2021年10月22日~23日
●対 象:全国男女500名(20-29歳、30-39歳、40-49歳、50-59歳、60歳以上/男女各50名)
●方 法:インターネットによるアンケート回答方式

―第10回「日本人の不安に関する意識調査」―
セコム株式会社のプレスリリース(2021年12月2日 13時00分)―第10回「日本人の不安に関する意識調査」―


年代別では、男性では50代、女性では30代において最も「何かしらの不安を感じている」との回答結果が出ています。
その理由としては、就職、健康問題や結婚、出産、育児問題などが不安の理由として最も多く現れているという結果です。

しかし、その多くの方々がその不安や悩みに対して「解消するために、何か対策をしていますか?」との問いに対しては、60.6%が「何もしていない」と回答しています。
その最も多くの理由としては、「具体的にどのような対策をすればよいかわからないから」と回答しています。

もちろん、不安や悩みというのは人それぞれで、対処法もそれぞれであると考えられます。
しかし、その不安や悩みを抱えたまま生活を送っていくことは健全とはいえません。

不安や悩みの正体を知る

人それぞれが持つ、不安や悩みには必ず対処方があります。

その対処法を見つけるには、思いつく限りの方法をとにかくすべて試してみるということが最も近道ともいえます。

しかし、「そんな気力もエネルギーも湧かない」という方にはこの書籍をおすすめします。

臨済宗妙心寺派佛母寺住職でもある著者は、禅の教えの観点からストレスとの向き合い方や心穏やかに生活するための「心の整理術」をやさしく説きます。

昨今、世界的にも注目されている「マインドフルネス」をテーマに、自己と向き合い心配ごとや不安を消すための方法や考え方を説きます。
マインドフルネス(今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること)Wikipediaより」

本書のテーマは、具体的に「こうしなさい」だとか「こういった方法がある」といった直接的な内容ではなく、心の持ち方、いわゆる「マインドセットの整え方」といった色合いの濃い内容となっています。

マインドセットとは、先入観や信念、判断基準、無意識の思い込みなどの思考のクセであり、その思考のクセを整えることによって、ストレスと上手に付き合いながらも心穏やかに生きるための術を得ることができます。

湧き上がってくる感情はコトンと脇に置く

私たちの心は、かき混ぜられたコップの中の泥水のように混沌としているのです。
いつも泥水のままで視界がクリアになる瞬間がなければ、自分の本心がどこにあるのか、何を大切にしたいと考えているのか、湧きあがった感情の何に反応して心が乱されているのか、わからなくて当然です。
だから、いったんコップを置き、心を静めることが必要なのです。

「心配ごとや不安が消える「心の整理術」を1冊にまとめてみた」

私たちが生活するこの世界では、ストレスを完全に消し去ることはできません。
ならば、その多くのストレスと上手に付き合う術を身につけるということが大切だといえます。

多くのストレスによってかき乱された心のコップを、いったんコトンと脇に置き、心を静めて自己と対話をする時間と習慣を意識して持つということです。

心を鎮め自己と対話をする習慣を持つことによって感性が研ぎ澄まされ、いわゆる自分の心の声や本音を感じとることができるようになります。

まとめ

心の声を聞くことで、自分の中にある「インナーチャイルド」の声を聞くことにもなります。
「インナーチャイルド」は大人の中にいる子供の部分であり、自分自身の子供のころの考え方のパターンともいえます。

それは、自分自身の心の声、幼いころから抱いていた夢や、なりたかったものなどの純粋無垢な思いをとりもどす唯一の機会ともなります。

不安や心配ごとの9割は自分自身が勝手につくりだした「思いこみ」であると本書にも書かれています。

「思い込み」は感情であり、実体がともなっていません。

「こうなったらどうしよう、ああなったらどうしよう」などと考えこんでいても、より深刻になっていくだけで、ご自身の心身健康にも良くないでしょう。

では、「負の思いこみ」から遠ざかるにはどのようにしたらよいのでしょうか?

それは、「今」に集中すること、大好きなことに没頭する時間を持つということです。

映画を見る。
読書する。
ゲームをする。
おいしいものを食べる。
ドライブする。
キャンプをする。
泳ぐ。
走る。
歌う。
お笑い番組を見る。
とにかく勉強する。

人それぞれに大好きなことは様々ですが、もちろん「何もしない」という時間の過ごし方もありでしょう。

しかし、心配ごと、不安、悩みがあるときは、何もしない時間となると、つい不安なことを考えてしまいがちです。

ですのでやはり、一番効果的な方法は、体を動かす、運動するということをおすすめします。

運動の効果については、「スポーツ庁」からもストレス軽減や抑うつ効果などのデータが示されています。

「スポーツ庁」WEB広報マガジンより引用

スポーツ庁WEB広報マガジン https://sports.go.jp/special/value-sports/post-29.html

Daniel RecheによるPixabayからの画像

私自身も、「ランニング」を運動習慣として持っています。

その目的は、体の健康管理もありますが、なによりも「心の健康管理」といった色あいが強いと考えています。

ランニングを終えたあとの達成感や爽快感はなにのもにもかえられません。

私たちは、「今この瞬間」を生きています。

「今この瞬間」に集中することで、そのひとときは悩みから遠ざかることができます。

これは本書でも根底のテーマとしてある「禅」の考え方でもあります。

「今日、今この瞬間」が、人生で一番若い日であることは間違いありません。

生きていれば悩みはつきないけれど、悩みに翻弄ほんろうされず、悩みと上手につきあっていく。

このような考え方こそが、不安やストレスのない上手な生き方ともなります。

Ralf KunzeによるPixabayからの画像
「まえむきコウのまえむき思考」ポッドキャストチャンネルのご案内

私、コウが運営しておりますポッドキャストチャンネルでは、「仕事が楽しければ人生バラ色」をテーマに、どのような状況においても前向きに楽しく生きる考え方をお話ししてます。

今回紹介した、「心配ごとや不安が消える「心の整理術」を1冊にまとめてみた」と共通する、漠然とした不安との向き合い方や考え方についてもお話ししています。
よろしければお聞きください。

7-23 不安があるから行動できる。 – まえむきコウのまえむき思考『仕事・自己啓発・マインド整えチャンネル』

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