理不尽に逆らえ 真の自由を手に入れる生き方 堀江貴文 書籍レビュー

理不尽に逆らえ 堀江貴文 Kou'sレビュー Kou’s特選!おすすめ本

著者/堀江貴文 発行所/株式会社ポプラ社

理不尽への向かい合い方

「理不尽(りふじん)」
道理をつくさないこと。道理に合わないこと。
「道理(どうり)」
物事の正しい筋道。また、人として行うべき正しい道。

私たちは、生まれるとすぐ親の保護下に入り、様々に親の影響を受けて育っていきます。
物心つく頃になると多くの人が、親からは「勉強して良い学校へ」「お金は貯金しなさい」などと言われたり、学校ではおびただしい数の校則に縛られたりするも、特に疑うこともなく誰かが用意した「こうあるべき人生」を歩んできた人は少なくはないのではないだろうか?
世の中に当たり前にに存在する理不尽さや不条理、首をかしげるような謎のルールの数々には、果たしてそこには、納得できる根拠はあるのだろうか?
本書では、「当たり前」に疑問を持つこともなく、多数派の常識に従属することで、無意識に自分らしく生きる人生を放棄してしまっている現実を見つめなおし、自分の人生を邪魔する「何か」から自分らしく生きる方法や考え方を提起していく。

「謎ルール」には容赦なく反抗する

学校でも職場でもSNSでも理解不能などう考えても理不尽で必要のない慣習がある。
こういった「謎ルール」は閉じたコミュニティではびこりやすく、固定化したメンバーの中で嫌われないようにするためにそれぞれが忖度を重ねる中で、一種の礼儀作法としてなり、やがて「謎ルール」となっていく。
こういった無意味なものはどんどん潰して、合理的に生きることが社会の改善につながると思う。(本文より)

kou
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学校や職場、地域のコミュニティ活動の中で、「何だこれ」と思う奇妙な慣習や、謎のルールはよくありますよね。
大いに疑問に思いながらも下手に声を上げて、批判されることを避けたいがために従属してしまうのは、誰しも経験があるのではないでしょうか?
思い切って声を上げることは自分の生き方を守ることでもあるし、既存のストレス社会に対しての風穴となり、ストレスを和らげ、ひいては皆が生きやすい社会へ変革させるための第一歩となるのかもしれませんね。
声を上げられなくても、自分らしく生きるために、強く意識し、自分を守ることから始めてみよう。

点と点をつなぐ

アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズが、2005年スタンフォード大学卒業式での有名な演説の中で「点と点をつなぐ」という考え方を語っている。
「我々は今やっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。」
この考え方のおかげで、ジョブズは、かつて大学で学んだ「カリグラフィー」の講義から、アップルコンピューター開発時には否定的な意見もあったでしょう、現在あるコンピューターに導入されている、字間バランスの美しいプロポーショナルフォントの着想に至りました。
自分に確固たる考えさえあれば、周りに理不尽、不合理なことを言われても気にすることはないし、今目の前にあるワクワクする「点」に没頭することが最適な行動である。(本文より)

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未来を予測することなど誰にも出来ないし、今、やっていることの「点」がどの「点」につながるなど想像することさえ無意味だと言えるでしょう。
重要なのは、「今ここ」を懸命に生きること。
目の前にあるワクワクすることに没頭して生きていくことで、これまで経験してきた様々な「点」と「点」がつながっていくと信じて生きること。
自分の軸を持ち、「今」に没頭すれば不安は無くなるし、周りに何を言われようとも自分の人生には関係なく、気にもならないですね。

既存のシステムに抗え

学校というのは会社の言うことを聞くサラリーマンを養成するための場所として機能してきたと思うが、社会は変化し、今やそういった人材は求められていない。
スマホとネットが発達した今では、一人ひとりに合った理想的な教育ができる。
今当然のものとして受け入れられている既存のシステムが「本当に必要なのか?」と疑う力と、「そんなものは要らない」と抗う力こそが必要である。(本文より)

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インターネットが無い時代には、テレビ、新聞、学校教育など、ある意味受け身の情報を受け取るしかなかった。
インターネットが発達し、世界中の様々な情報にアクセス可能となった今、自ら情報を取捨選択し、自分に合った学習方法を選択することも可能と言えるでしょう。
しかしそのためには、自ら情報を取りに行く行動力と、情報を取捨選択する判断力が求められることは間違いないでしょう。
それには、とにかく情報を取りに行くこと、普段から情報に触れる習慣を持つことでこの課題は克服できるでしょう。
日々、楽しんで情報に触れ、取捨選択して自らの資産としていくことができれば、当たり前にある既存のシステムが、現代社会において適切で妥当なシステムなのかどうか判断することなど、容易になるものだと考えます。

本書を読み終えて kou’s書籍レビュー

本書の冒頭では、「怒り」がテーマであると著者の堀江貴文氏は述べている。
もちろんこの「怒り」とは、キレたり、むやみに怒りまくるよいう意味ではなく、誰かが勝手につくった有意性の無いくだらない常識やルールを盾に、個人の人生に土足で入り込むように干渉する世の中の「何か」から自分を守るためだとあります。
「勤勉、勤労であれ」と幼い頃から意識に刷り込まれてきた私たちは、その副作用として孤立しないようにと自らの主張や存在を抑制して生きているのではないでしょうか。

kou
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人生は他人のためにあるのではなく、自分にとってかけがえのないもので、既存のシステムに「おかしい」ところには「おかしい」と声をあげてしかるべきだと考えます。
そのためには、普段から様々な情報に触れる習慣をもつことが大切で、情報を取りに行く行動力と、情報を理性的に取捨選択できる判断力を養い、鍛えることが大切であると考えます。

kou
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他人のためにイヤイヤ学び、イヤイヤ働くのではなく、自分の人生を自分らしく生きるために楽しく学び、楽しく働こう!
そのための時間と労力は、自己投資としてしっかりと確保しよう!
自分の人生の彩りは、すべてが自分の手腕にかかっています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

理不尽に逆らえ 堀江貴文 Kou'sレビュー
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