「お金に困らない答え」本田健 書籍レビュー お金に愛される方法

お金に困らない答え 書籍レビュー Kou’s特選!おすすめ本

お金に対する考え方

私たちは、日々「お金」を得るために、働き、知恵を絞ります。

誰もが、もっとお金が欲しいと願います。

もっと多くのお金があれば欲しいものも手に入れられ、行きたいところへも躊躇ちゅうちょなく行けます。

お金で解決できることならば、限りなく人生を楽しく謳歌おうかしていけます。

しかし中には、貯金ができないほどギリギリの生活をしていたり、貯金はおろか借金で苦しんでいるという人もいらっしゃるでしょう。

お金は、私たちを幸せにも不幸にもしてしまいます。

では、お金で幸せになる人と、不幸になってしまう人の違いとはどこにあるのでしょうか。

それは、お金に対する考え方(マインド)にあります。

お金に対して、どのようなイメージを抱いているか自らに問いかけてみましょう。

お金は汚いだとか、お金持ちは悪いことをして儲けているだとか、お金に対して少しでも偏見を持っているとお金が入ってくることはおろか、仮に入ってきてもすぐに出ていってしまうでしょう。

お金が入ってくることは、心豊かにしてくれる素晴らしいことと理解して、お金は常に入ってくると考えることです。

本書では、お金に対する「気持ち」を変えることから始まります。

  1. お金の本質を理解すること。
  2. お金と「自由」との関係を理解する。
  3. お金のIQ(知性)を高めること。
  4. お金のEQ(感性)を磨くこと。
  5. お金から自由になることで、幸せで豊かな生き方の実現を目指す。

本書、「お金に困らない『答え』」は、お金を増やすための具体的なテクニック本ではなく、お金に愛され、お金が貯まりやすくなる気質を育むための実用書です。

お金を引き寄せる考え方(マインド)のトレーニングとなり、お金に困らない体質を目指します。

本田健(ほんだけん)作家
神戸生まれ。経営コンサルタントを経て、29歳で育児セミリタイヤ生活に入る。「お金と幸せ」をテーマにした1000人規模の講演会、セミナーを全国で開催。そのユーモアあふれるセミナーには、世界中から受講生が駆けつけている。大人気のインターネットラジオ「本田健の人生相談~Dear Ken~」は4,700万ダウンロードを記録。著書は、『ユダヤ人大富豪の教え』『20代にしておきたい17のこと』(大和書房刊)など130冊以上、累計発行部数は800万部を突破している。2019年には、初の英語での書き下ろしの著作「happy money」を米国・英国・豪州で同時刊行。すでに40ヵ国以上の国で発売されている。

本書プロフィールより

「お金に困らない『答え』」書籍抜粋&レビュー 

happymoney(ハッピーマネー) と unhappymoney(アンハッピーマネー)

お金の本質とは、お金の価値というものをどのように考えているかにあります。

お金に対しての日頃の考え方をみなおしてみましょう。

  • ワクワクしながら行動した報酬としてのお金=「happymoney(ハッピーマネー)」
  • 手段を選ばず、なかば強引に手に入れたお金=「 unhappymoney(アンハッピーマネー)」

お金はエネルギーであって、磁石のように同じエネルギーを引き寄せます。

ポジティブな感情から生まれ集まるお金か、ネガティブな感情から奪い取り手にしたお金、どちらを選ぶかは人それぞれです。

ただ一つ言えることは、ハッピーなエネルギーはポジティブなエネルギーを引き寄せ、アンハッピーなエネルギーはネガティブなエネルギーを引き寄せます。

お金に愛されたいと願うのなら、どちらを選ぶことが最良かは明白です。

今の自分の仕事や役割にワクワクするようなポジティブな感情はありますか?

人は大好きなことをやっていると、時を忘れてしまうこともあります。

今の仕事や役割に「寝食を忘れる」ほど没頭できていますか?

それには今、自分が取り組んでいる仕事や役割を大切にして、愛することです。

お金のIQを高める

お金のIQが高い人は、お金を「稼ぎ、使い、守り、増やす」の原則を守っています。

自分の今ある現状を受け入れ、最大限にポジティブに活かしきっています。

もちろん不足している部分があれば、改善、修正しながら常にポジティブに考え行動しています。

報酬は、社会に提供したサービスの量と質に比例し、社会に役立った結果としての対価として支払われます。

そしてより多くの報酬を得たいのであれば、より優れた商品やサービスをより多くの人に提供する必要があります。

この原則を忘れることなく実践すれば、見合う報酬を受け取ることができます。

お金のEQを高める

お金のEQを高めるとは、お金に対するイメージや接し方などの意識レベルを上げるということです。

「受け取る」
お金を気持ちよく受け取れていますか?
日本人は特に謙遜けんそん美徳びとくとされるような文化があることも影響しているでしょう。
では、どうすれば気持ちよく受け取ることができるでしょうか?
自らが、お金を支払うときに気持ちよく支払えるかどうかを意識してみます。
「ありがとう」と言葉を添えてお金を支払うと、気持ちよく受け取ることができます。
お金持ちがやっている習慣でもあります。
ぜひ、やってみてください。

「楽しむ」
いま、ここ、与えられている環境を心から楽しめていますか?
足りない部分にのみ目を向けてグチや不平不満を言ったりしていませんか?
いまこの瞬間を心から楽しんでいる人はキラキラ輝いて見えます。
そんな人を周りは放っておきません。
お金やチャンスに恵まれる人というのはそんな人です。

「信じる」
自分の人生を信頼できていますか?
今よりももっと良くなると、信じることができていますか?
人生を信じるとは、自分を信じるということです。
子供時代、親に叱られるくらい夢中でやっていたことや情熱を一番に大切にしてください。
「大好きなこと」に向きあうことで自分を信頼することができます。

「分かち合う」
守銭奴しゅせんどという言葉があります。
お金を貯めることに異常に執着して手放さないような人のことをいいます。
そのような行為は、周囲を幸せにすることなど眼中にありません。
自らどれだけお金を貯めこんでも、満足することは永遠にありません。
人間の欲には限りがないからです。
お金に愛されたければ、守銭奴になってはいけません。

お金は、川の水の流れや、体を流れる血液に例えられることがよくあります。

一か所に留まることなく、流れつづけることで多くの生命の源となり、生きるものにとっての潤いともなります。

入ってきたお金は多くの人たちの協力や、運などによって得られたものと感謝しましょう。

そのように考えられる人には、お金の川が脈々と流れつづけ、自他ともに潤い、お金に困ることはありません。

どのステージで勝負するのか

「金持ち父さん貧乏父さん」の著者、ロバートキヨサキによると、多くの人は、

  • Empⅼoyee(従業員)
  • Self-employee(自営業者)
  • Business Owner(ビジネスオーナー)
  • Investor(投資家)

の4つの階層に分類されるとしています。

多くの人は会社勤めをするサラリーマンであり、 Empⅼoyee(従業員) の層にあたります。

従業員である以上、毎月固定給として収入の幅には限界があり、たとえ歩合給があったとしても青天井のごとくお金を稼ぐことは会社組織の構造上、不可能ともいえます。

Self-employee(自営業者) であっても、自分の時間と労働力の対価としてお金を稼いでいることに変わりはなく、その収入にも限界があります。

Business Owner(ビジネスオーナー)となった段階から、従業員などの他力によるレバレッジ効果によって、収益力は何倍にも膨れ上がります。

Investor(投資家) ともなれば、他力と資金のレバレッジ効果や複利の効果によって、収益力は青天井となり、時間と自由をも手に入れることができます。

どの階層(ステージ)を目指し、戦うべきかは人それぞれであっても、この構造を理解しておきましょう。

お金に対してムダな時間と労力を費やすことを避け、より効率よくお金と付き合っていくためにとても有益な考え方です。

お金から自由になり、愛される方法

お金から自由になるとは、お金を気持ちよく受けとり、感謝して使えているかということです。

お金への執着を手放すといってもいいかもしれません。

いま、自分の周りを見渡してみて、すでに持っているものに意識を向けてみます。

家、家財道具、食料、健康、家族、友人、恋人・・・・

あたりまえにあるあたりまえのものに、感謝して過ごせているでしょうか。

知らぬ間に「足りない」「もっと欲しい」と強欲になっていませんか?

仏教用語に「知足ちそく」「足るを知る」とあります。

今あるもの、すでに持っているものに感謝して生きるということです。

感謝の念を持って過ごすことで、様々なことに対してポジティブになれます。

ポジティブなエネルギーはさらにポジティブなエネルギーを引き寄せます。

「好きなこと」を基準に生きることで、毎日をワクワクしながら過ごすことができます。

そのワクワクは笑顔で生きることとなり、周囲も笑顔と充足感で包み込みます。

そんな人には、周囲の人も応援したくなります。

そんなワクワクを与えてくれる人には感謝のかたちとして、「お金」がやってくるでしょう。

本書を読み終えて レビューまとめ

お金から愛されるとは、人からどれだけ「ありがとう」をもらったかではないでしょうか。

世の中にある仕事も、人から必要とされるから存在しています。

仕事をする私たちは、その対価としてお金を受け取っています。

感謝の数だけのお金が入ってくるともいえます。

まずは自らが、日常にあるすべてのものに感謝して生きることが大切です。

感謝することが習慣となれば、心も普段からポジティブに過ごせます。

感謝して生きるには、自分の心が満たされていることが前提です。

それには「大好きなこと」を仕事にするなり、生活に取りいれていきます。

なにごとも、夢中になれることや大好きなことを中心に取捨選択することを習慣にしましょう。

そんな無邪気にワクワクする習慣は、自らを常に笑顔にします。

その笑顔は、周囲をも笑顔にします。

その笑顔の数だけ「ありがとう」をもらえます。

その「ありがとう」は、お金となって手元にやってくるでしょう。

お金に困らない「答え」とは、お金への執着を手放すことから始まるといえます。

あなたにとっての「お金」との関係はどんなかたちでしょうか?

★この記事を書いた人★
kou&バニkou&バニ

「本」こそが人生の師「KOU」と「バニ」です!

本を読み、先人の知恵や思考・生き方に触れることは、現代人にとっても良き人生をつむぐためのエッセンスとなりえます。

これまでも読書をするなかでは、多くの気づきと勇気を授かりました。
その数多くの「気づき」のひとつひとつは、血となり肉となり生き方を変えます。

書籍をもとに、人生をより良く変える思考を読み解きます。

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