「お金持ちが肝に銘じているちょっとした習慣」書籍から読み解くお金持ちの3つの思考

お金持ちが肝に銘じているちょっとした収集 書籍レビュー Kou’s特選!おすすめ本

「お金持ちになりたい」と誰しもが願います。

しかし、「お金持ち」になるために日々努力するも、何年、何十年とかかってもなかなか成果が出ていないとするなら、その努力の方向性は合っているのでしょうか。

そもそもお金持ちになったことがないからこそ、お金持ちになろうとしているはずです。
ではお金持ちになろうとするその行動の多くは、正しい行動なのでしょうか。

達成したことのない目標であるなら、達成したことのある先人の知恵を借り、その考え方や生き方を学び、なぞる方法が目的地(ゴール)への最短距離といえます。

「お金持ち」になることで自分の望みのほとんどが実現できることは事実でしょう。

お金持ちになりたければ、「お金持ち」の考え方や行動を学び、自らの習慣として身に付けていくことで人生に変化がやってきます。

心が変われば態度が変わる。
態度が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人生が変わる。

菅原 圭 (すがわらけい)
早稲田大学文学部卒業後、コピーライター、出版社を経て、執筆活動に入る。ライターとして、ビジネス界のキーパーソンや作家、文化人などを数多く取材。「大人としてどう振る舞うべきか」というテーマでの著書多数。(川出書房ホームページより)

本書を読むことで、お金持ちの考え方やその行動にフォーカスし、自分自身の生き方を振り返り、自らの考え方や行動の方向修正する時間となります。

目からウロコの考え方もありますし、現在の自らの反省点も多く見つかるはずです。
しかしその体験は、未だ経験したことのない思考の領域へと導いてくれるでしょう。

本書を読んで、特に印象に残ったエピソードをコメントともに紹介します。

お金持ちが肝に銘じているちょっとした習慣 抜粋&レビュー

出ていくお金に心の中で「挨拶」する

なぜお金持ちはお金に「ありがとう」というのか。

お金は財布の中にある間は、とても豊かな気分にさせてくれる。
そして、出ていくときは、代わりに、大好きなものや、おいしいものに出会わせてくれる。

だから、お金を手放すときにはお金に軽く触れ、心の中でお礼をいうようにしている。
(本文中より)

お金を財布から支払ったとき、どのような感情が湧くでしょうか。
多くの人は、「お金が減った」と残念な気持ちになるのではないでしょうか。

しかし、お金をつかったということは、なにかの対価としてお金を支払ったということです。
お金をつかったことで得られたモノやサービスに感謝できる視点を身につけましょう。

日頃からお金に感謝する気持ちを持っていると、少しお金が不足するときでも「まあ、何とかなるでしょう」とあせりを感じることはありません。
それは、お金がまた自分のもとに戻り入ってくると理解ができているからです。

日頃から財布を整え、お金に感謝して大切にできる人はお金に愛される人です。
財布の中がぐちゃぐちゃだったり、紙幣が折れ曲がっててもまったく気にしないような人からはお金が去っていきます。

抽象的な言い方かもしれませんが、部屋の中が不潔で散らかっていて、自分を大切に扱ってくれない人のもとにずっと一緒にいたいと考えますか?

お金は人がつかうものである以上、お金にも感情があると考え、感謝して大切にできる人はお金に愛されるので、困ったり苦労することはないでしょう。

人に時間を贈る

たとえば、仕事で出会い、心通うようになった人が誕生日を迎えたとしよう。
彼が贈るのは、お金では買えないもの、つまり「時間」なのだ。
モノを贈る場合でも必ず、お茶や食事を一緒にし、ゆっくりした時間を相手と共に過ごすことを心がけているそうだ。

あるとき、私にもそうしてくれたので、「お忙しいのに恐縮してしまいます」と伝えたところ、彼はこういった。
「たしかに忙しいことは忙しいんです。しかし私は、大事な人には人生で最も大事なものを贈ると決めているんですね。時間はかけがえのないものでしょう。それをお贈りすることで、私も最高の満足を感じられます。」
(本文中より)

「時は命」
時間こそが人生そのものです。
それはお金持ちであっても、どんな立場の人であっても、平等に一日は24時間です。

ではお金持ちの人の時間の使い方はどうでしょうか。
お金持ちの人こそ、大切な人のために惜しみなくその命の時間を捧げているのではないでしょうか。

人生は時間であり、お金で買えないものこそが時間であるということを理解しているからこそ、自らの時間のみならず、他人の時間をも大切にできるのでしょう。

自分の人生の時間を尊重しながらも、大切な人の時間をも尊重してそれぞれに共有することができれば、お互いにとって最高の時間の過ごし方となるのではないでしょうか。

自分のために惜しみなくお金をつかう

もう十分に成功していると見えるのに、ビジネスエリート対象の勉強会や講演会に時間をつくって出かけていく。
あるいは、個人トレーナーについてしっかりと体をつくっている人もいれば、会員制クラブに入会し、ワンランク上の雰囲気の中で社交とお酒を楽しむ人もいる。
こうして自分にお金をかければ、自分自身もまわりの人間関係もしだいに高まっていき、その結果、自然によりリッチな世界に導かれていくことを知っているのだろう。
(本文中より)

この世で最高の投資対象は、自己投資といわれます。

勉強会や講演会ももちろん、本を読む習慣を持つことで知識や思考の幅をひろげます。
体を鍛え、良いものを食べる習慣を持つことで、体形も整えられ健康維持にもつながります。

なによりも、知識、思考、健康に自信をつけていくことで、自己肯定感が養われ、それに見合うより良い人やモノとの出会いを得られます。

今の自分の行動は、10年後の自分をつくるといわれます。
今、勉強していること、今、食べているもの、今、取り組んでいるトレーニングは10年後の自分自身となります。

また、自己投資には惜しみなくいくばくかのお金を投じることで、将来的には数倍の価値となって自分に戻ってきます。

本書を読み終えて kou’s書籍レビュー&まとめ

旅行へ出かけるにも、まずは目的地(ゴール)をさだめ、いくつかの行程やルートを計画します。
大体の行程が決まったら、かかる予算や所要時間も考慮に入れ、再検討します。

お金持ちを目指し、目的地(ゴール)に定めるのなら、行程やルートを計画してかかる時間や予算を検討しましょう。
目的地(ゴール)を明確に定め、あとは計画通りに行動すれば、その行程そのものは自分の理想を生きるワクワクする濃密な時間となるでしょう。

夢を持ち、そこに向かって邁進するうえで必要となるお金が自分にとってはどれくらいなのか?
より具体的にイメージを描くことで、お金も集まり夢や願望は実現します。

計画がしっかりとしたものであればあるほど、お金持ちとなるための旅の行程は理想どうりの魅力あふれるワクワクする体験となるでしょう。

本書を、お金持ちの習慣や考え方、お金持ちになることの本質を学ぶための手段として手にとってみてはいかがでしょうか。

★この記事を書いた人★
kou&バニkou&バニ

「本」こそが人生の師「KOU」と「バニ」です!

本を読み、先人の知恵や思考・生き方に触れることは、現代人にとっても良き人生をつむぐためのエッセンスとなりえます。

これまでも読書をするなかでは、多くの気づきと勇気を授かりました。
その数多くの「気づき」のひとつひとつは、血となり肉となり生き方を変えます。

書籍をもとに、人生をより良く変える思考を読み解きます。

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