著者／浅見帆帆子 発行所／廣済堂出版
「運のいい人、悪い人」を決定しているものは？
昨今、「プラス思考」「引き寄せの法則」なる言葉や考え方が頻繁に使われるようになっていますが、望む望まざるに関係なく、良い言葉を使えば良いことが現実となり、悪い言葉を使えばそれが現実になるという考え方があります。
物事をうまくいかせる秘訣は「プラス思考」にあり、かつ、本書での考え方にあるのは一般的に認知されているであろう、起きたことに対して「プラスに考えよう」というような結果に対処する思考というものではなく、これから自分は「こうしたい」「こうありたい」という,未来に向けての自己暗示、極端な言い方をすればプラス思考で自己洗脳をしてより良い人生を引き寄せていこうという考え方です。
プラス思考
一般的には「プラス思考」という言葉は「ポジティブシンキング」「前向きに考えよう」など様々な言い方をされ使われていますが、著者の浅見帆帆子さんは、プラス思考によって生まれる力を「プラスのパワー」と呼び、自分を「運のいい人にするか、運の悪い人にするか」を操作しているので、本物の「プラス思考」を理解し活用することが、自分のまわりに起こる事柄を一変させるものすごい方法だと解説しています。
プラスのパワー
プラスのパワーを増やそうと思ったら日常から自分の心を明るい気持ちに保っておくことが大切なので、そのためにはどうしたらいいか？
下記に考え方の一例を挙げてみましょう。
●電車が遅れたら、読みかけの本が読める。
●車で渋滞に巻き込まれたら、好きな音楽をたくさん聴ける。
●食べたいケーキが品切れだったら、ダイエットできる。
●楽しみにしていた約束が延期になったら楽しみが倍増されたと考える。
●雨ばかりで憂鬱だったら、新しい傘を買ってみる。
考え方の一例ではあるが、今後はこのように考えてみることで、自分の心はどのように感じるか？
明るい気持ちを保つトレーニングだと考えて実践してみてはどうでしょうか？
プラスのパワーの習慣化
生きていく上での問題や悩みというものは現状の自分のレベルに応じてのものしか起きてこないので、「プラスのパワー」を習慣化することで自分の思考レベルを上昇させていけば、自分が嫌だと感じる受け皿が小さくなっていき、日々が楽になり心は明るく負の感情が減り、結果、自分の悩みが解決されやすくなっていくと説明しています。
「慢心せず、感謝して生きる」
「執着を捨て、あるがままを受け止める」
「自分の直感を信じ、心が楽しいと感じることを優先する」
「本音に従い、行動することがプラス思考の源泉」
「自分の人生の中で起こることは全て自分がつくりだしているということ」
「絶対、うまくいくと信じること」
本書を読み終えて kou’s 書籍レビュー
本書を読み終えて考えたのは、プラス思考を習慣化して「プラスのパワー」を自分なりに最大限活用することで、望む未来を手繰り寄せ実現していけると信じることだと考えました。
おそらく、自分を含め多くの人々にとって思考や行動には常に不安が付きまとうものだと思いますが、そのレベルでは理想の望む未来は実現できないのだろう、自分の理想とする未来を描き、それに向けたプロセスを楽しむくらいの「理想への執着」を手放せるほどの生き方を習慣化できた時、望む未来は当たり前となり、さらにその先の望む未来へと胸を張り笑顔で歩み出すことができるのだろうとも考えました。
現状に感謝し、執着を捨て自己研鑽にいそしむ中でタイミングよく大いなる流れに乗ることが自然とできた時、むしろ、気が付いたら大きな流れに気持ちよく乗っていたと思えた時こそが、本当に豊かな人生を生きているといっても良いのだろうとも思います。
ちょっと落ち込みがちな方や、人生の岐路にある方には是非、読んで頂きたい！
なぜなら、「あなたは絶対！運がいい」
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