秒で決めろ!秒で動け! ラファエル式秒速タイムマネージメント kou’s書籍レビュー

秒で決めろ!秒で動け!ラファエル式秒速タイムマネージメントkou's書籍レビュー Kou’s特選!おすすめ本
著者/ラファエル 発行所/宝島社

白いマスクとパーカーといえば?

ラファエル イメージ

YouTubeを知らない人はいないでしょう。
独特のいでたちと、スピードトークは一度でも彼の動画を見たら強烈なインパクトとして記憶に残り、チャンネル登録をせずとも、おすすめ動画として表示されればまたなんとなく見てしまう、そんな不思議とやみつきになる存在の彼こそが有名YouTuber「ラファエル」です。
彼の動画はエンタメ系が主で、凡人では思いつかないような破天荒な企画を展開して大いに笑わせてくれます。
本書では、彼のYouTuberとしての活動をはじめ、経営者として、実業化としてのビジネスに対するする考え方や、姿勢、生き方を彼独自の語り口で述べていきます。
本書を読んでみて強く印象に残ったエピソードを、自己コメントとともに紹介させていただきます。

「躊躇」や「迷い」に時間をかけると、成功はどんどん遠ざかる

1日は時間に換算すると24時間しかありません。この時間の中で、他人よりも濃い人生を生きようと思ったら、「躊躇」や「迷い」の時間はムダでしかありません。
何をするにせよ「選択」に時間をかけるような人間は、「選択する」という行動そのものが遅れがちになるから、チャンスを逃してしまうんです。(本文中より)

決断するにあたっての「迷い」の根源は、「失敗したくない」という気持ちがあるからといわれます。
誰しも「迷う」ということはありますが、「迷う」時間というのは生産性ゼロの時間であることから、できるだけ「迷う」時間を短くすることから始めてみるのも良いかと考えました。
「迷う」時間を短縮し行動をすることで、他人より多くの事をこなすことが可能となり、目標や目的にさらに近づくことができるとも考えられます。
慎重に判断しなければならないこともあるかもしれませんが、自分の望むゴールとの距離感を常に意識し続けることで、「迷う」時間は短縮していけるという方法論も良いと考えます。

筋肉に負荷をかけるように、仕事にも負荷をかけなければ自分のスキルは成長しない

余裕を持った仕事ばかりではスキルは上がりません。筋トレと同様、限界を超えた負荷をかけないと成長することはないのです。
時には徹夜をしたり自分の知識や能力を超えた仕事をこなしたりして、徹底的に自分に負荷をかける。
そうすることでスキルが上がり、スピードも増していきます。当然キャパシティも大きくなっていくでしょう。(本文中より)

例えば、10キロのバーベルを上げ続けても15キロのバーベルを上げることができるようにはならないのと同様に、現在の自分にとって圧倒されそうな仕事量というのはスキルレベルを向上させる絶好のチャンスと考えれば挑んでみようという気持ちにもなるのではないでしょうか。
圧倒的な仕事量をこなすには自助努力がかかせませんし、必然的にそこには創意工夫が生まれてきます。
そうしてなんとかやりとげた経験はスキルとして残り、達成感とともに自己肯定感もプラスされて自信ともなります。
しかしそれを成すには、自分が好きで夢中になれることに取り組むということを前提として持たなければならないことが最も大切なことだと考えます。

悩んで、恐れて、何もしないのが一番の損だ

もしも失敗したら?なんて悩んでいる暇いるヒマはありません。「成功の反対は失敗ではなく、何もしないこと」というわけです。
失敗したらではなく、どう前進するかを考えるのが最優先。そして進みながら、やり方の改善も考える。悩んでいるのは、何も生まないムダな時間を作るのと同じなのです。(本文中より)

人生を変えたいと願う人は真っ先に心得るべき思考だと思います。
「恐れ」とは「失敗」の想像からくるもので、「失敗」への恐れとは「他人にどう思われるか」という思考からくるものであるともいえます。
他人がどう考えようが自分の人生は自分で責任をとるしかないのだから、自分に忠実に行動してみる方が合理的で、ムダの無い自分らしい人生を送れます。
恐怖を感じても、まず一歩を踏み出し行動してみることで見えてくることもあるでしょうし、思うようにいかないのが前提としての覚悟があれば、修正や改善を重ねながら進み続ければよいと考えることもできるのだと考えられます。
ゴールに向かって常に前進するという心構えがあれば、恐怖はさほど感じなくなってくると考えます。

筋トレをすることで仕事に対する活力が生まれる

長期的に考えれば、肉体面だけではなくメンタル面の気力も大事です。この気力は、トレーニングを通じて体の調整をすると生まれてきます。身体に適切な筋肉をつけていくと全身のバランスが整っていき、骨格のゆがみが矯正されていきます。すると背筋がピンと伸びてきます。正しい骨格になれば、肺活量も増え、自然にポジティブ思考になり、気力も増します。そして、精神集中もできるようになって記憶力が向上します。
仕事を成功の方向に向かわせるためには、「短絡的」にも「長期的」にも筋肉をつけるトレーニングは絶対に欠かせません。仕事ができる人は、筋肉があるので体もメンタルも強靭なのです。(本文中より)

「健康管理も仕事のうち」という言葉もあります。
健全な精神や肉体があってこそ、価値を創造できるのだと考えます。
適度な運動やトレーニングを生活習慣に取り入れることで心身を整えることが可能ともなり、筋肉量と肺活量アップも期待でき、新陳代謝の向上によりポジティブ思考ともなるといわれます。
肉体面、精神面での総括的な自己肯定感が整ってこそ、質の高い仕事が可能となるのだろうと考えます。

やりたくないことでもやらせれば、人は急成長する

新人にビジネスのHow toを伝授してマネをさせたら、今度は個性を引き出してやるべきです。自分の経験では、営業のロールプレイングしてもらったのが効果的でした。シチュエーションを決めて芝居で演習を行うと、自分の営業方法を見直すことができて新しいアイディアも浮かびます。
もし部下がなかなか進捗しなくても、何かミスをしても怒る必要はありません。僕は絶対に怒りません。非効率的だからです。仮に思考停止に陥ってしまうほど怒りたくなったとしても、もう一度、自分のやり方を見せたり、ロールプレイングを行ったりして、どんどん前進したほうが有効です。それが仕事を覚えてもらう最短の方法なのです。(本文中より)

部下を持った経験がある方ならほとんどの方がイライラした経験があるのではないでしょうか。
しっかり指導したという自覚があっても、思うように動いてくれない部下に対して怒ってしまったり、または指導者としての自分の不甲斐なさに落ち込んだりという経験もあるのではないでしょうか。
「怒り」や「イラつき」などの非効率である感情を切り離し、何が足りていないのかなど常に冷静に相手を観察し指導する合理的な方法は大いに参考にすべきでしょう。
自分の経験や価値観は相手の経験と価値観と相違しているのが当たり前であるという、そこにはたとえ部下であってもゆるぎない「敬意」があるのだと感じます。

本書を読み終えて kou’s書評レビュー

「成功」の定義は一人一人千差万別であっても、求める頂は共通のものではないでしょうか。
YouTuberとして成功するための自助努力の経験談は、様々にビジネスシーンで奮闘する諸氏にとっても参考かつ刺激となると思います。
ラファエルの動画は視聴者をくぎ付けにするさりげない編集の工夫も絶妙さもあいまって、どれもテンポよく痛快で楽しく鑑賞できます。
そんな一見、面白おかしくふざけている動画内容の反面、フォロワーを惹き付けて離さない緻密な計算や研究がしっかりされているビジネスとしての考え方など敬服させられます。
本書との偶然の出会いはSNSを活用する私にとっても、今後の活動に向けて大いに参考とさせていただきたいと考えました。

kou
kou

本書は、様々にビジネスシーンで奮闘する諸氏、特にこれからYouTuberを目指そうとするすべての方々にとっても大いに参考になる内容となっています。

kou
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またラファエルの動画を見るのが、楽しくなりそうです!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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